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 尾崎さんの死後、所属事務所アイソトープには「半生を映画化したい」という企画が20本以上持ち込まれた。しかし尾崎さんの生涯については、なぞの部分も多いため、彼を発掘して育てた事務所代表プロデューサーの須藤晃氏(48)は「事実に反することになる可能性があった」と製作にゴーサインを出してこなかった。だが今回は脚本の行間に“尾崎ワールド”を感じ「良質な青春映画と尾崎の音楽を合わせてみたくなった」と大英断の経緯を説明した。  すでに1日に長野県上田市でクランクイン。須藤氏は「80年代後半には、やはり尾崎の音楽は欠かせない。17歳でデビューし26歳で亡くなったこの歌手のことを、いまのティーンエージャーにも知ってもらいたい」と話す。現在もファンクラブ会員4000人以上と根強い人気の尾崎さん。撮影は今月下旬に終了し、その後、尾崎さんの音楽とじっくり融合させる予定。来年の命日は、ファンならずとも待ち遠しいものになりそうだ。  <まだ貞子のイメージ?!>“カリスマ”尾崎さんが題材の作品だけに、撮影現場にも熱気が漂っている。須藤氏から「存在感が尾崎と似ている」と評された伊藤は「中高生のころ尾崎さんの歌をよく聴いてました。本当にピュアな人だと思う」と話した。一方の仲間は「現在テープを聴いて勉強中」という。 ヒットホラー「リング0〜バースデイ〜」に続く主演映画で「佐藤監督に“やっぱり貞子のイメージがあるね”と言われちゃった」と苦笑していた。
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